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2021/01/21 12:05

ASMLの4Q増収増益、売上高・EPSともに上振れ 無料記事

 半導体製造装置メーカーのASMLホールディング(@ASML/U)は第4四半期(10〜12月)決算を発表し、売上高が前年同期比5.39%増の42億5410万ユーロ、純利益が同19.08%増の13億5050万ユーロに伸びたことを明らかにした。希薄化後EPSは3.23ユーロ。売上高、同EPSともに市場予想(それぞれ約37億5000万ユーロ、約2.46ユーロ)を上回った。
 システム売上高は2.15%増の31億9830万ユーロ。露光装置の販売台数が80台(↑4台)に伸びる中、同四半期の純受注台数は123台(↑63台)に急増している。システム売上高のうち、EUV露光装置とArF液浸露光装置が占める割合はそれぞれ36%、45%に上った(販売台数はそれぞれ8台、24台)。
 利益率上昇で最終利益は2ケタの伸び。製品構成の改善などにより、全体の粗利益率は52.0%(↑3.9ポイント)に上向いてる。
 会社側は第1四半期(1〜3月)の売上高を39億〜41億ユーロ、粗利益率を50〜51%と見込んだ。2021年については、「ロジックの旺盛な需要とメモリの継続的な回復がけん引する成長の年になると予想している」と強調した。このほか株主還元については、2020年の1株当たりの年間配当額を15%増の2.75ユーロに引き上げる方針を明らかにしている。


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