2021/06/21 10:31
22年後半の利上げ開始を予想、想定以上のインフレで=ブラード総裁
セントルイス連銀のブラード総裁は18日、CNBCのインタビューで「インフレが従来予想より早く復活したため、2022年後半の利上げ開始を予想している」とコメントした。16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では「23年に2回の利上げ」が想定されていたが、ブラード総裁はそれより前の利上げ開始を見込んでいる格好。ブラード総裁は自身が「22年の利上げ開始」をFOMCで予想した7人のうちの1人であることも認めている(なお、参加者18人のうち11人は23年の利上げ開始を予想)。
ブラード総裁は「今年が良い年、良い経済再開になると期待しているが、予想以上の良い年、予想以上のインフレになった」と指摘した上で、「インフレ圧力を抑えるために、もう少しタカ派に傾くのは自然な行動だと思う」と主張した。また、「全体としては、とても良いニュースだ。経済や労働市場がこれくらい速く成長することは皆が好んでいる」と補足している。
市場で注目されているテーパリング(量的緩和の段階的縮小)開始時期やペースについては、「決めるまで数カ月の議論が必要だろう」と予想した。また、今後の動向が不透明なため、金融政策が流動的であり続けるとも想定。「これらは遠い将来のことだ。われわれは会議(FOMC)ごとに何が起こっているかを確認することになるだろう」とコメントした。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ブラード総裁は「今年が良い年、良い経済再開になると期待しているが、予想以上の良い年、予想以上のインフレになった」と指摘した上で、「インフレ圧力を抑えるために、もう少しタカ派に傾くのは自然な行動だと思う」と主張した。また、「全体としては、とても良いニュースだ。経済や労働市場がこれくらい速く成長することは皆が好んでいる」と補足している。
市場で注目されているテーパリング(量的緩和の段階的縮小)開始時期やペースについては、「決めるまで数カ月の議論が必要だろう」と予想した。また、今後の動向が不透明なため、金融政策が流動的であり続けるとも想定。「これらは遠い将来のことだ。われわれは会議(FOMC)ごとに何が起こっているかを確認することになるだろう」とコメントした。
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