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2021/02/25 09:49

4Q売上高の下振れでスクエアが8%安、成長鈍化に警戒感 無料記事

 24日のNY株式市場では、モバイル決済大手のスクエア(@SQ/U)が前日比7.51%安の237.32ドルと大幅続落で取引を終えた。成長鈍化が警戒されている。
 前日引け後に発表した第4四半期(10〜12月)決算は、売上高が前年同期比140.51%増の31億5897万ドルに膨らむ一方、純利益が同24.80%減の2億9395万ドルに縮小するという結果で、調整後・希薄化後EPS(非GAAP)が市場予想(約0.24ドル)を上回る一方、売上高が市場予想(約32億2100万ドル)を下回った。全体の粗利益は52.48%増の8億369万ドルに拡大。部門別の粗利益は、消費者向けの「Cash App」が162%増の3億7700万ドル、セラー向け事業が13%増の4億2700万ドルに上っている。
 先行きにはやや不透明感。会社側は1月の粗利益動向について、セラー向け事業が前年同期比15%増(前期比で微増)、「Cash App」が前年同期比164%増(前期比で微増)になると予想した。
 一部のブローカーは成長の鈍化を警戒している。例えばレイモンド・ジェームスは1月の「Cash App」の動向について「やや驚き」とコメント。「第4四半期の『Cash App』粗利益の伸びは162%と上振れていたが(10月が160%増、11月が140%増、12月が推定で約180%増)、追加景気対策にもかかわらず、会社側は1月に164%増、2月に130%増にとどまると見込んでいる」と指摘した。


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