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2021/07/05 08:26

米国株大引け概況(詳報): 続伸、主要3指数が最高値 無料記事

 先週末2日のNY株式市場は、大型IT銘柄の主導で買いが継続する展開。主要指標のダウ平均が前日比152.82ドル(0.44%)高の3万4786.35ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が116.95ポイント(0.81%)高の1万4639.33ポイントとそろって続伸して取引を終えた(ダウが4日続伸、ナスダックは続伸)。機関投資家がベンチマークとしているS&P500指数も0.75%高の4352.34ポイントと買われ(7日続伸)、主要3指数が軒並み最高値を切り上げている。ただ、小型株を代表するラッセル2000指数は、1.01%安の2305.76ポイントと反落した。
 雇用統計が相場の好材料と受け止められた。この日発表された6月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比85万人増と市場予想(約72万人増)を上回ったものの、失業率や平均時給の面でやや弱さも見られる内容。「米連邦準備理事会(FRB)がテーパリング(金融緩和の段階的縮小)を前倒しする」との懸念が一段と後退し、長期債利回りを代表する10年債利回りは1.42%(↓0.04ポイント)に低下した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇(金融とエネルギーは下落)。なかでも大型IT銘柄が含まれる情報技術、一般消費財、コミュニケーションの3セクターで上げが目立った。IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が1.96%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.23%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.30%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.27%高と軒並み上昇している。
 なお、週明け5日は独立記念日のため休場となる。


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