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2021/03/18 14:42

アリババがテンセント「微信」上でサービス提供か、当局監督強化で 無料記事

 中国の電子商取引(Eコマース)最大手、アリババ・グループ(阿里巴巴集団、@BABA/U)が騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)のSNSアプリ「微信(ウィーチャット)」上で、一部サービスを提供するもようだ。両社は中国ネット業界の2大巨頭であり、これまでに互いのサービスを排除しあってきた経緯がある。中国当局がプラットフォーマーの独占行為に対する監督を強化していることが背景にあるようだ。外電が17日、消息筋情報として伝えた。
 報道によると、アリババは低価格が売りのEコマースプラットフォーム「淘宝(タオバオ)特価版」について、「微信」上で「小程序(ダウンロード不要なミニアプリ)」を提供する計画という。すでに出店業者の一部に対し、参加を呼び掛けた。これが実現すれば、アリババのプラットフォーム上での買い物に、テンセントの決済サービス「微信支付(ウィーチャットペイ)」を利用することが可能になることを意味する。
 ただ、テンセント側が「淘宝特価版」の小程序を採用するかどうかは不明という。アリババ、テンセントともに報道に対するコメントを差し控えている。


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