鉄鋼大手のニューコア（@NUE/U）は第1四半期(1〜3月)を発表し、売上高が前年同期比24.76％増の70億1714万ドルに伸びるなか、純利益が同4535.44％増の9億4243万ドルに膨らんだことを明らかにした(純利益は四半期ベースで過去最高を更新)。
　業績を大きく伸ばしたものの、売上高と希薄化後EPS(3.10ドル)はともに市場予想(約71億8700万ドル、約3.13ドル)を下回っている。
　製品全体の出荷量でほぼ前年同期並みの717万6000トンを確保するなか、平均販売価格(1トン当たり)が25％上昇したことが増収に寄与した。需要の回復を受け、製鋼設備の稼働率は前年同期の89％から95％に上昇している。
　会社側は第2四半期の業績に関し、純利益が第1四半期を上回って四半期ベースの過去最高を再び更新すると予想。製鋼製品の価格上昇、製鋼部門の利ざや拡大が見込めることなどを理由に挙げた。


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