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2021/05/26 11:12

インテュイットの3Q、売上高・EPSともに下振れ 無料記事

 会計ソフト大手のインテュイット(@INTU/U)は第3半期(2〜4月)決算を発表し、売上高が前年同期比39.00%増の41億7300万ドル、純利益が同35.05%増の14億6400万ドルに拡大したことを明らかにした。株式報酬費用などを考慮した調整後の希薄化後EPS(非GAAP)は35.18%増の6.07ドル。売上高、同EPSはともに市場予想(それぞれ約43億4200万ドル、約6.40ドル)を下回っている。
 部門別の売上高は、主力の中小企業・自営業向けが20%増の11億7700万ドル、コンシューマー向けが34%増の24億4500万ドル、専門家向けが22%増の2億3500万ドルに拡大した。このほか前年に買収したクレジット・カーマは売上高3億1600万ドルを計上している。
 中小企業・自営業向け部門では、新規顧客の増加などが寄与する形で、オンライン会計ソフトQuickBooksのアカウンティング収入が24%増の4億3700万ドルに伸長している。また、QuickBooks Online payments、QuickBooks Online payrollが伸びたことでオンラインサービス収入が34%増の2億7800万ドルに拡大した。
 全体の営業利益は35%増の19億1400万ドル。買収に絡む各種費用や株式報酬などを除いた調整後営業利益(非GAAP)は、43%増の22億100万ドルとなる。
 通期ガイダンスを上方修正。会社側は21年通期の業績動向について、売上高を88億1000万〜89億9500万ドル→93億6200万〜94億ドル(前年比約22%増)、調整後の希薄化後EPS(非GAAP)を8.20〜8.40ドル→9.32〜9.37ドル(同19%増)にそれぞれ引き上げた。


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