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2021/07/01 11:07

マイクロンの3Q増収増益、売上高・調整後EPSともに上振れ 無料記事

 半導体メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)は第3四半期(3〜5月)の決算を発表し、売上高が前年同期比36.48%増の74億2200万ドルに拡大する中、純利益が同116.06%増の17億3500万ドルに膨らんだことを明らかにした。特殊要因を考慮した調整後の希薄化後EPS(非GAAP)は2.29倍の1.88ドル。売上高、同希薄化後EPSともに市場予想(それぞれ約72億1700万ドル、約1.72ドル)を上回る。
 PCやサーバー向け、携帯電話向け、ゲームコンソール向けなどの各事業が好調に推移。売上高は前四半期比でも19%の伸びとなった。事業部門別の売上高は、コンピューター・ネットワーク(CNBU)が49%増の33億400万ドル、モバイル(MBU)が31%増の19億9900万ドル、組み込み向け(EBU)が64%増の11億500万ドルに拡大している。ストレージ(SBU)は前年同期と同水準の10億900万ドルとなっている。
 調整後の粗利益率(非GAAP)は33.2→42.9%に上昇(前四半期は32.9%)。売上高全体の約7割を占めるDRAMDの平均販売価格(ASP)が前四半期比で約20%伸びた。NANDのASPも1ケタ台後半の伸びとなったことで利益率が上向いている。
 21年第4四半期(6〜8月)の業績動向について、会社側は売上高を80億〜84億ドル、粗利益率を46.0〜48.0%、調整後の希薄化後EPSを2.20〜2.40ドルと予想した(すべて非GAAP)。


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