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2021/05/14 11:27

ディズニーの2Qは13%減収、売上高が下振れ 無料記事

 エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)は第2四半期(1〜3月)決算を発表し、売上高が前年同期比13.38%減の156億1300万ドルに縮小する一方、純利益が同95.86%増の9億100万ドルに拡大したことを明らかにした。特殊要因を考慮した調整後の希薄化後EPS(非GAAP)は31.66%増の0.79ドル。同EPSが市場予想(約0.31ドル)を上回る半面、売上高が市場予想(約158億5000万ドル)を下回る。
 部門別の業績動向では(前四半期から部門を再編)、メディア・エンターテインメントの売上高が1%増の124億4000万ドルに上向く中、同営業利益が74%増の28億7100万ドルに拡大した。ストリーミング・サービスなどのDTC事業は59%増収。プラットフォーム別の有料会員数は、「Disney+」が1億360万人に上ったほか、「ESPN+」が1380万人、「Hulu」が4160万人を記録した(3月末時点)。利益面でも「Hulu」と「ESPN+」の業績改善が寄与し、DTC事業の赤字が8億500万→2億9000万ドルに縮小している。
 もう一方のパーク・エクスペリエンス・プロダクツ部門は、売上高が44%減の31億7300万ドルに縮小する中、部門営業損益が4億600万ドルの赤字に転落している(前年同期は7億5600万ドルの黒字)。新型コロナウイルス感染拡大により、前年同期からパーク閉鎖やクルーズ船運航停止などのマイナス影響が発生している。


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