GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)は12日の投資家向け会議で、第1四半期(2〜4月)の売上高が上振れるとの見通しを示した。データセンター向けや仮想通貨のマイニング向けの需要増が追い風。2月時点で「2〜4月の売上高が53億ドル（±2％）に上る」と予想していたが、足元では同水準を上回るペースで推移しているという。
　仮想通貨のマイニング関連では、第1四半期に約1億5000万ドルの売り上げを計上すると予想した（従来予想：約5000万ドル）。
　半導体業界では足元で世界的な供給不足が取り沙汰されているものの、エヌビディアはガイダンスを引き上げる強気なスタンス。コレット・クレス最高財務責任者(CFO)は「全体的な需要は非常に強く、供給を上回り続けている。販売チャネル間の在庫はかなりタイトなままだ。今年の大半は、需要が供給を上回り続けると予想している」と述べた上で、「第1四半期以降の成長をサポートするのに十分な供給があると信じている」とコメントした。


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