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2021/02/25 12:06

テラドック・ヘルスの4Qは145%増収、費用増でEPSが下振れ 無料記事

 遠隔診療プラットフォームを手掛けるテラドック・ヘルス(@TDOC/U)は第4四半期(10〜12月)決算を発表し、売上高が前年同期比144.95%増の3億8332万ドルに伸びる一方、リボンゴ・ヘルスとの合併に関連する費用などで純損失が3億9396万ドルに拡大したことを明らかにした(前年同期は1904万ドルの純損失)。特殊要因を考慮した調整後の希薄化後EPS(非GAAP)はマイナス0.27ドル。同EPSが市場予想(約マイナス0.25ドル)を下回る半面、売上高は市場予想(約3億7860万ドル)を上回った。
 遠隔診療需要の増加に加え、リボンゴ・ヘルスとの合併により売上高が急伸している。有料会員数が41%増の5180万人に急拡大する中、全体の総診療件数は139%増の295万5000件に伸長した。売上高の内訳は、サブスクリプションベースのプラットフォーム会員費収入が149%増の3億1595万ドルに急拡大し(米国と海外がそれぞれ188%、15%ずつ増加)、診療手数料収入が80%増の5326万ドルに伸びている。
 業容を拡大させる中、各種費用の増加が重荷。営業損益ベースで4億5850万ドルの赤字を計上している(前年同期は1558万ドルの赤字)。株式報酬や買収・統合関連費用を除いた調整後EBITDAは3.30倍の5038万ドルとなる(市場予想の3519万ドルを上回る)。
 会社側は21年通期の業績動向について、売上高を19億5000万〜20億ドルと予想。総診療件数は1200万〜1300万件に見込んでいる。


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