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2021/07/15 13:12

デルタ航空の2Q上振れ、最終損益は黒字転換 無料記事

 航空大手のデルタ・エア・ラインズ(@DAL/U)は第2四半期(4〜6月)決算を発表し、売上高が前年同期比385.42%増の71億2600万ドルに膨らむ中、純損益が6億5200万ドルの黒字に転換したこと明らかにした(前年同期は57億1700万ドルの赤字)。特殊要因を考慮した調整後の希薄化後EPS(非GAAP)はマイナス1.07ドル(同4.43ドル)。売上高、同EPSはともに市場予想(それぞれ約63億200万ドル、約マイナス1.42ドル)を上回る。コロナ禍による移動制限などで業績が落ち込んだ前年同期から大きく回復した(コロナ禍以前の2019年比較では、売上高と営業利益はそれぞれ43%、62%ずつの減少)。
 全体の旅客収入は53億3900万ドル。国内線の売上高が前年同期の5億6400万ドルから44億7800万ドルに大きく伸長した。同社エド・バスティアンCEOは「国内のレジャー旅行需要は19年の水準まで回復している。ビジネス需要と海外旅行については改善の兆しがみられる」と説明。ワクチン接種の進展、オフィスの再開、大都市ニューヨークやボストンなどでの需要改善により、同四半期に法人需要の回復ペースが加速していることを指摘した。
 現金・現金等価物・与信枠などの流動性は、6月末時点で178億ドルを確保。同四半期には19億ドルの営業キャッシュフロー、15億ドルのフリーキャッシュフロー、1億9500万ドルの調整後フリーキャッシュフローを創出した。
 会社側は21年第3四半期(7〜9月)の業績動向について、売上高が19年同期比較で30〜35%減と予想している。


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