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2021/03/01 10:15

ヴァージン・ギャラクティック、2日間で19%下落 無料記事

 26日のNY株式市場では、宇宙飛行サービス企業のヴァージン・ギャラクティック・ホールディングス(@SPCE/U)が前日比11.86%安の37.23ドルと続落して取引を終えた。25〜26日の累計下落率は約19.3%に上る。
 悪材料視されているのは、前日に飛行テストを5月に延期したこと。同社は2月13日に実施を計画していたテストをとりやめて延期を発表。昨年12月にもテストを中止していた経緯がある。このほか、年内を予定していた商業活動の開始スケジュールについても「2022年初」に延期した。
 こうしたなか、ヴァージンは収入がほとんどない状態が継続。20年7〜9月期に続いき、25日に発表された10〜12月期決算でも売り上げが計上されなかった。10〜12月期の純損失は7401万ドルに上っている。株式報酬費用などを考慮した調整後のEBITDA(非GAAP)も5952万ドルの赤字だった。
 経営陣の離職も痛手。会社側は25日、ジョン・カンパーニャ最高財務責任者(CFO)が3月1日付で退任すると発表した。後任にはタグ・アーレンス氏が就任する。アーレンス氏は過去に、イスラエル半導体設計会社メラノックスなどでCFOを務めた経験を持つ。


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