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2021/07/15 08:47

米国株大引け概況(詳報):ダウ反発、ナスダックは続落 無料記事

 14日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比44.44ドル(0.13%)高の3万4933.23ドルと反発する一方、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は32.7ポイント(0.22%)安の1万4644.95ポイントと続落している。
 この日決算を発表した主要企業の株価は強弱まちまち。純収益と純利益が上振れたウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が3.95%高と急伸する半面、純収益が市場予想を下回ったバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が2.51%安に沈んだほか、6四半期ぶりに最終黒字を確保したデルタ・エア・ラインズ(@DAL/U)も1.57%安とさえなかった。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち、生活必需品や公益事業など景気変動の影響を受けにくいディフェンシブセクターが上昇。個別では、飲料大手のコカ・コーラ・カンパニー(@KO/U)とペプシコ(@PEP/U)が2.25%、1.03%ずつ上昇した。また、たばこのフィリップ・モリス・インターナショナル(@PM/U)が1.89%高、消費財のプロクター&ギャンブル(@PG/U)が0.74%高と値を上げている。
 一方、原油価格の急落でエネルギーセクターは安い。WTI先物8月限の清算値が前日比2.8%安の1バレル73.13ドルに低下するなか、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)が2.22%安、1.89%安と売られた。また、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が3.71%安、油田探査のシュルンベルジェ(@SLB/U)が3.41%安に沈んでいる。

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