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2018/11/01 08:28

大引け概況(詳報):続伸、好業績銘柄が買われる 無料記事

 30日のNY株式市場は、好決算企業を中心に幅広い銘柄が買われる展開。主要指標のダウ平均は続伸し、前日比241.12ドル(0.97%)高の2万5115.76ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も上昇し、144.25ポイント(2.01%)高の7305.90ポイントと続伸して取引を終えている。
 この日は、時価総額の大きいハイテク株が相場をけん引した。前日引け後に発表されたSNS大手フェイスブック(@FB/U)の7〜9月期の売上高と純利益がともに、四半期ベースの過去最高を更新したことで成長の減速懸念が後退した。これにより、他のIT関連大手にも買いが波及。フェイスブックが3.81%上昇したほか、ネットフリックス(@NFLX/U)が5.59%、アマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が4.42%、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が3.91%、マイクロソフト(@MSFT/U)が2.97%、アップル(@APPL/U)が2.61%ずつ上昇した。
 米経済指標の上振れも支援材料。10月のADP全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数が22万7000人増と市場予想(約18万9000人増)を上回ったことで、「米景気は依然として堅調」とする見方が広がった格好だ。
 セクター別では、金融銘柄が高い。米長期金利が一時3.15%に上昇したことや、米中小金融機関の資本要件について、米連邦準備制度理事会(FRB)が現行基準の緩和を検討していることが好感された。
 ゴールドマン・サックス(@GS/U)が2.78%上昇したのをはじめ、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が2.69%、モルガン・スタンレー(@MS/U)が2.61%、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が2.61%ずつ買われている。
 他の個別動向では、自動車大手のゼネラル・モーターズ(@GM/U)が9.09%高と急伸。減益が見込まれていた7〜9月期決算で、市場予想に反して調整後EPSが前年同期を上回ったことなどが追い風だ。


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