9日のNY株式市場では、3Dプリンター大手のストラタシス（@SSYS/U）が前日比11.81％高の24.43ドルと急伸して取引を終えた。歯科用の新製品を発売すると発表したことが刺激材料だ。
　新たに発売される「J5 DentaJet」は、他の3Dプリンターに比べて少なくとも5倍以上の器具や模型が作れるほか、床面積が4.6平方フィートと比較的小さいのが特徴だ。
ストラタシスによると、歯科用3Dプリンターの市場規模は最大で10億ドルに上るという。
　ストラタシス経営陣は今年の成長に自信を持っている。Yoav Zaif最高経営責任者(CEO)は今月初旬に開催したカンファレンスコールで、「前例のない持続的な成長軌道に乗っている」と説明した上で、昨年下半期から業績が好転していることを強調した。2020年10〜12月期の売上高は、7〜9月期比で11.3％増と回復が進んでいる。
　9日のNY株式市場では、競合する3Dプリンターメーカーの株価も連れ高。エクスワン（@XONE/U）が14.94％高、スリーディー・システムズ(@DDD/U)が13.74％高と買われた。


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