米空運大手のユナイテッド・エアラインズ(以下ユナイテッド航空、@UAL/U)が航空旅客需要の回復に備え、攻めの投資に打って出た。1日付けCNBCが同社幹部の話として伝えたところによると、ユナイテッド航空は航空機大手ボーイング(@BA/U)製の主力小型機「737MAX」を25機追加発注する。2023年に納入される同25機のほか、発注済みの「737MAX」についても納入を前倒し、22年に40機、23年に5機を受け取る予定だ。
　コロナ禍の影響に苦しむなか、旅客需要の回復に備える狙い。ユナイテッド航空は「21年前半も旅客需要は低迷する」と予測しているものの、旅客需要が回復した際に需要を最大限に取り込める体制を優先的に整える方針だ。
　1日のNY株式市場では、ユナイテッド航空が前営業日比1.20％高の53.31ドル、ボーイングが5.84％高の224.39ドルとそろって上昇して取引を終えた。ボーイングにとっては、20年11月に運行停止措置が解除された「737MAX」の追加発注を受けたことがプラス材料視されている。


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