6日のNYアフターマーケットでは、クルーズ船大手3社の株価が上昇した。ノルウェージャンクルーズライン・ホールディングス(@NCLH/UA)が同日終値比3.22％高の32.08ドル、カーニバル・コーポレーション(@CCL/UA)が同2.31％高の29.26ドル、ロイヤル・カリビアン・グループ(@RCL/UA)が同2.16％高の92.72ドルと買われている。「米衛生機関が国内での運営再開を前倒しで認める方向」と報じられたことが追い風だ。
　ブルームバーグ通信は同日、「米疾病予防管理センター(CDC)の報道担当者が『条件付きながら今夏半ばまでに、運航が再開できるよう望んでいる』とコメントしたと伝えた。
　CDCは3月末、クルーズライン国際協会が求めた米国発着ツアーの前倒し再開を拒否し、「予定の11月1日に変更はない」と説明していた。クルーズ船業界は7月4日からの再開を要求している。ホテルやテーマパークなどに比べ、営業再開に関する規制が厳しいというのがクルーズ船業界側の主張だ。
　こうしたなか、ノルウェージャンクルーズラインは5日、乗客・乗員がワクチン接種を完全に終えていることを条件に、7月4日から米国内の港を発着するツアーの再開を計画していると明らかにした。


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