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2021/03/10 09:35

ボーイング:2月に納入数が拡大、純受注が14カ月ぶりにプラス転換 無料記事

 航空機大手ボーイング(@BA/U)の業績動向に回復傾向が見え始めた。同社は9日、2月に納入した飛行機が22機に上ったと発表した。前月(17機)から増えている。
 また、2月の純受注は2019年11月以来、14カ月ぶりにプラス成長へ転換。新規注文数が82機に上り、キャンセル数が51機にとどまった。1〜2月の新規注文数は累計で86機となっている。
 ボーイングを巡っては19年3月、主力機「737MAX」を使っていたエチオピア航空302便が墜落したことを受け、世界各国で同型機の運航停止が広がる事態になった。業績悪化で19年に自社株買いを停止したほか、20年3月にはコロナ禍を受けて四半期配当を一時中止している。米当局は20年11月、各種検査を経て「737MAX」の運航停止令を解除。次いでブラジル(20年12月)、欧州(21年1月)で解除され、運航が再開された。ただ、最大市場の中国では、当局がまだ運航停止令を解除していない。


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