重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)は10日、2021年の業績ガイダンスを繰り返し、産業部門全体の売上高が「1ケタ前半」のペースで伸び、同部門のフリーキャッシュフロー(FCF)が25億〜45億ドルに上るという見通しを繰り返した。調整後EPS（非GAAP）についても同様に、0.15〜0.25ドルを予想。1月末時点のガイダンスから変更していない。
　10日のNY株式市場では、ゼネラル・エレクトリックが前日比5.36％安の13.25ドルと下落して取引を終えた。ブルームバーグ通信によると、同日発表した航空機リース事業の売却（同業大手との統合）に伴い、ブローカーの一部は業績ガイダンスの上方修正を期待していた。例えば投資銀行ウィリアム・ブレアのアナリストは「GEのカルプ氏は予想より良い結果を出した後に業績ガイダンスを引き上げる傾向がある」と指摘し、「同取引（航空機リース事業の売却）がガイダンス引き上げの触媒になると期待していた」とコメントした。


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