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2018/11/07 08:25

大引け概況(詳報): 上昇、中間選挙の結果にらみ強含み 無料記事

 6日のNY株式市場は、中間選挙の結果をにらみながら強含む展開。主要指標のダウ平均は前日比173.31ドル(0.68%)高の25635.01ドルと続伸したほか、ハイテク銘柄で構成されるナスダック総合指数は47.11ポイント(0.64%)高の7375.96ポイントと3営業日ぶりに反発して取引を終えた。
 選挙結果の発表を控え、様子見ムードが漂うものの、投資家心理はやや回復基調。主に想定されている◆民主党が下院の過半数を獲得して「ねじれ議会」になる場合、◆共和党が両院を制する場合――の2ケースについて、「どちらでも市場を取り巻く環境に大きな変化はない」との見方が広がっている。むしろ市場の一部では、「選挙が終われば、結果にかかわらず、不透明感が払しょくされて株高につながる」と期待された。
 S&P500全11業種はすべて上昇。特に素材や資本財セクターが買われた。肥料大手のモザイク(@MOS/U)とシーエフ・インダストリーズ(@CF/U)がそれぞれ10.62%、4.34%ずつ上昇したほか、航空機大手のボーイング(@BA/U)が1.24%高、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が2.31%高と値を上げている。モザイクに関しては、前日引け後に発表した7〜9月期決算が上振れたほか、通期の調整後EPS(非GAAP)見通しを上方修正したことがプラス材料。「肥料需給が今後引き締まる」との見方につながった。
 また、このところ軟調だったハイテク関連もしっかり。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が0.92%高、IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が1.08%高、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.31%高、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が0.85%高と底堅かった。


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