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2021/03/03 10:44

インテルが特許係争で敗訴、賠償金は約22億ドル 無料記事

 米テキサス州の連邦裁判所は2日、半導体大手のインテル(@INTC/U)が他社の特許2件を侵害したとして、計21億7500万ドルの支払いを命じた。ブルームバーグ通信などが伝えたもので、判決を不服とするインテルは控訴する方針だ。
 争われていたのは、株式未公開企業VLSIテクノロジー(本社テキサス州)が保有するとされるチップ生産に関する2件の特許だ。テキサス州ウェイコの連邦裁判所はインテルが2件とも侵害したとして、それぞれに対して15億ドルと6億7500万ドルの賠償を命じた。インテルは特許の無効などを主張していたが、同裁判所はこうした言い分を却下している。
 敗訴後に出した声明で、インテルは「今日の判決にまったく同意できない。控訴するつもりだ。最終的には勝訴すると信じている」と訴えた。
 勝訴したVLSIは1999年に、フィリップスセミコンダクターズ(現在のNXPセミコンダクターズ)に買収された経緯がある。インテル側の弁護士によると、VLSIは製品の生産をしていないという。
 2日のNY株式市場では、インテル株が前日比2.61%安の61.24ドルと反落して取引を終えた。


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