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2021/08/02 13:50

スクエアの2Q、143%増収も市場予想を下回る 無料記事

 モバイル決済大手のスクエア(@SQ/U)は第2四半期(4〜6月)決算を発表し、売上高が前年同期比143.32%増の46億8067万ドルに膨らむ中、純損益が2億402万ドルの黒字に転換したことを明らかにした(前年同期は1147万ドルの赤字)。特殊要因を考慮した調整後の希薄化後EPS(非GAAP)は0.66ドル。同EPSが市場予想(約0.31ドル)を上回る一方、売上高は市場予想(約50億9400万ドル)を下回った。
 ビットコイン売買が活況で関連売上高が3.11倍の27億2429万ドルに膨らんだ。経済の再開を背景に、同関連を除いた増収率も87%と順調に伸びている。部門別の売上高は、トランザクションが79.83%増の12億2747万ドル、サブスクリプション・サービスが97.87%増の6億8517万ドル、ハードウェアが126.30%増の4372万ドルにそれぞれ伸長した。
 全体の粗利益は91.20%増の11億4106万ドルに拡大。個人向けモバイル決済・送金アプリCash Appと事業者向けサービスの粗利益は、それぞれ94.28%増の5億4605万ドル、85.34%増の5億8513万ドルに伸びている。
 全体のGPV(総決済額)は88%増の428億ドル。うち全体の約90%を占める事業者向けサービスのGPVは86%増の388億ドルに拡大した(コロナ禍以前を含めた2年間合算の年平均成長率は22%)。年間決済額が50万ドル以上の大規模事業者の伸びが56億→137億ドルと目立っている。


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