15日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比53.79ドル（0.15％）高の3万4987.02ドルと小幅に続伸する一方、ナスダック総合指数は101.82ポイント（0.7％）安の1万4543.13ポイントと3日続落して終了した。
　この日は、ハイテク大手の下げが相場全体の重荷。業績期待で買われていたIT大手が売りに押されるなか、アマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.37％安、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が0.96％安に沈んだ。また、マイクロソフト(@MSFT/U)が0.52％安、アップル(@APPL/U)が0.45％安と値を下げている。
　一方、ダウ平均では好材料が出た一部銘柄が買われるなかで全体を押し上げた。上昇率トップのハネウェル・インターナショナル(@HON/U)は2.21％高。「ナスダック100」への組み入れが決まったことがプラス材料だ。また、ユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)も1.28％高。この日発表された4〜6月期決算で、売上高と調整後EPSが市場予想を上回ったことが好感されている。
　セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち6業種が上昇。なかでも、公益セクターの上げが目立つ。ネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.48％高、サザン カンパニー（@SO/U）が1.26％高、デューク・エナジー(@DUK/U)が1.21％高と買われた。
　一方、原油価格の低下でエネルギーセクターは安い。WTI先物8月限の清算値が前日比2％安の1バレル71.65ドルと4週間ぶりの安値を記録するなか、エクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)が0.99％、0.66％ずつ値を下げている。このほか、ハリバートン(@HAL/U)が3.54％安、ＥＯＧリソーシズ(@EOG/U)が3.14％安に沈んだ。


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