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2021/02/04 12:56

アリババ傘下アントの消費者金融事業、銀行との提携縮小か 無料記事

 アリババ・グループ(阿里巴巴集団、@BABA/U)傘下の金融サービス会社、マ蟻集団(アント・グループ)が手掛ける消費者金融サービスを巡り、中国の商業銀行が提携の縮小を進めているもようだ。外電が4日、消息筋情報として伝えたもの。報道によると、アントが提供する消費者金融サービス「花唄(ファーベイ)」と「借唄(ジエベイ)」について、浙江省のある銀行は融資の規模を縮小するよう当局に指示されたという。また、山東省の銀行では、少なくとも1行がアントとの提携を打ち切る意向だ。
 アントが昨年11月の新規株式公開(IPO)時に公開したデータによると、同社のオンライン融資残高は2020年6月末時点で1兆7000億人民元(約27兆円)に上る半面、これら融資のうちアントのバランスシートに計上されているのは約2%のみ。残り98%は提携先の金融機関による貸し出しだ。つまり、アントは顧客を銀行に紹介して手数料を稼ぐ一方、融資焦げ付きのリスクを金融機関に転嫁している形となり、当局はこうした構造を問題視しているとされる。
 アントを巡っては3日時点で、再編計画を巡り中国当局とコンセンサスを得たもよう――と報じられた。報道によると、アントはブロックチェーンなどを含む全ての業務を持ち株会社に組み込む見通し。これにより、アントは「フィンテック企業」から「金融持ち株会社」へと移行する形となる。
 一方で、アントは引き続き新規株式公開(IPO)の可能性を模索する方針とも伝わった。市場関係者の間では、中国当局から再編案の合意を取り付けたことで、IPO再開の可能性が高まったとみる向きもある。ただ、再編が実施された場合、資本規制などの影響でアントの企業価値は大幅に目減りすることも懸念されている。


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