2021/02/25 15:52
ニューモントの4Q増収増益、売上高が下振れ
産金大手のニューモント(@NEM/U)は第4四半期(10〜12月)決算を発表し、売上高が前年同期比13.95%増の33億8100万ドル、純利益が同45.84%増の8億2400万ドルに伸長したことを明らかにした。特殊要因を考慮した調整後の希薄化後EPS(非GAAP)は2.12倍の1.06ドル。売上高が市場予想の34億3100万ドルを下回ったものの、同EPSは市場予想の0.95ドルを上回った。
金価格上昇が増収に寄与。同社に帰属する金の生産量が11%減の163万オンスに縮小する一方(一部鉱山でコロナ関連の影響を受けたことや、保有していたレッドレイク、カルグーリー鉱山の売却などの影響)、全体の平均販売価格が1478→1852ドル/オンス(↑25%)に上昇したことで2ケタ増収となった。地域別の金生産量は、北米が15%伸びる半面、南米が28%、オーストラリアが23%、アフリカが16%、ネバダ地区が8%ずつ縮小している。
損益分岐点を示す指標のASIC(All-in Sustaining Cost)は1オンスあたり946→1043ドルに上昇した。全体の法人税・鉱業税引き前利益は50.64%増の9億3400万ドルに伸長。事業統合に絡む再評価益や資産・投資売却益などを考慮した調整後EBITDA(非GAAP)は、37.47%増の17億7200万ドルとなる。
会社側は21年通期の業績動向について、金の生産量を650万オンス±5%と予想。AISCは970ドル/オンス±5%を見込んでいる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
金価格上昇が増収に寄与。同社に帰属する金の生産量が11%減の163万オンスに縮小する一方(一部鉱山でコロナ関連の影響を受けたことや、保有していたレッドレイク、カルグーリー鉱山の売却などの影響)、全体の平均販売価格が1478→1852ドル/オンス(↑25%)に上昇したことで2ケタ増収となった。地域別の金生産量は、北米が15%伸びる半面、南米が28%、オーストラリアが23%、アフリカが16%、ネバダ地区が8%ずつ縮小している。
損益分岐点を示す指標のASIC(All-in Sustaining Cost)は1オンスあたり946→1043ドルに上昇した。全体の法人税・鉱業税引き前利益は50.64%増の9億3400万ドルに伸長。事業統合に絡む再評価益や資産・投資売却益などを考慮した調整後EBITDA(非GAAP)は、37.47%増の17億7200万ドルとなる。
会社側は21年通期の業績動向について、金の生産量を650万オンス±5%と予想。AISCは970ドル/オンス±5%を見込んでいる。
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