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2021/07/26 08:32

米国株大引け概況(詳報): 4日続伸、主要3指数が最高値 無料記事

 先週末23日のNY株式市場は、業績期待で買いが継続する展開。主要指標のダウ平均が前日比238.20ドル(0.68%高)の3万5061.55ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が152.39ポイント(1.04%)高の1万4836.99ポイントとそろって4日続伸して取引を終えた。機関投資家の多くがベンチマークとしているS&P500も1.01%高の4411.79ポイントと買われ、主要3指数が軒並み過去最高値を更新している(ダウが3万5000ドル台、S&P500が4400ポイント台を上回るのは今回が初めて)。
 好決算でリスクオンになる流れ。ネット広告を主力とするスナップ(@SNAP/U)やツイッター(@TWTR/U)が好決算を発表するなか(それぞれ23.82%高、3.05%高)、大型IT銘柄にも業績期待の買いが入った。ネット広告を手がけるネット検索大手アルファベット(@GOOGL/U)、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)がそれぞれ3.58%、5.30%ずつ急伸したほか、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.20%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.23%高と値を上げている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が上昇。(前述したアルファベットやフェイスブックが含まれる)コミュニケーションセクターが2.5%を超える上げ幅を記録したほか、公益や生活必需品、ヘルスケア、情報技術なども堅調だった。
 米国でコロナ感染が再拡大しつつあるなか、コロナ禍が追い風となった銘柄群も高い。バイオテクノロジー企業のモデルナ(@MRNA/U)が7.84%高、ハンドメイド製品向けマーケットプレイス大手のエッツィ(@ETSY/U)が3.47%高、企業向けクラウドID管理サービスを手掛けるオクタ(@OKTA/U)が3.28%高、ECサイト構築支援サービスを手がけるショッピファイ(@SHOP/U)が3.09%高と値を上げている。
 一方、エネルギーセクターは逆行安。原油先物が小幅続伸したものの、石油大手のコノコフィリップス(@COP/U)が2.35%安、EOGリソーシズ(@EOG/U)が1.61%安で引けている。景気敏感株やバリュー株が含まれる金融や資本財などのセクターも上げ幅が小さかった。



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