南米Eコマース大手のメルカドリブレ(@MELI/U)は6日、メキシコ事業の拡大に向けて従業員数を2倍に増やすことや、11億ドルを投じて倉庫を拡張することを発表した。今回の投資額は、同社が昨年メキシコに投じた4億2000万ドルの3倍に近い。
　従業員を新たに4700人超採用するほか、商品の保管施設を現在の2倍に拡張する計画だ。また、フィンテックを利用した電子決済サービスなども強化する。
　メルカドリブレは今年、メキシコ事業の売上高が前年比2ケタ増加することで新型コロナまん延以前の水準に戻ると予想した。
　アルゼンチンを拠点とし、中南米を中心に18カ国で事業を展開するメルカドリブレはラテンアメリカ地域で事業規模の拡大に取り組んでいる。メキシコ以外では南米で最も人口の多いブラジルに今年約18億ドルを投資するほか、地域全体で計1万6000人を新規採用して人員を2倍に増やす計画だ。
　メルカドリブレのユニークユーザーは約7400万人、年間の流通取引総額(GMV）は約66億ドルに上っている(いずれも昨年12月末時点)。


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