週明け24日のNY株式市場は、成長株を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均が前営業日比186.14ドル（0.54％）高の3万4393.98ドルと3日続伸したほか、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が190.18ポイント（1.41％）高の1万3661.17ポイントと反発して取引を終えた。
　マクロ面で目新しい新規ポジティブ材料はないものの、グロース株の主導で幅広く買われた。インフレ高進への過度な懸念が後退するなか、長期金利を代表する10年債利回りが1.60％（↓0.02ポイント）に低下したことが上げ要因の一つに挙げられている。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち公益を除く10業種が軒並み上昇。なかでも大型IT銘柄を含むコミュニケーション、情報技術、一般消費財の上げが目立つ。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.40％高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.29％高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.92％高、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が2.66％高と値を上げた。
　半導体銘柄も買われ、SOX指数が2.32％上昇。前日に株式分割を発表したGPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.14％高となったほか、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が2.70％高、半導体設備大手のアプライド マテリアルズ(@AMAT/U)が4.60％高、ラムリサーチ(@LRCX/U)が3.35％高で引けている。
　このほか、経済活動の完全再開が期待されるなか、観光・クルーズ銘柄も堅調。クルーズ大手のカーニバル・コーポレーション(@CCL/U)が2.69％高、ロイヤル・カリビアン・グループ(@RCL/U)が3.68％高、ノルウェージャンクルーズライン(@NCLH/U)が4.70％高と値を上げたほか、オンライン旅行サイト大手のブッキング・ホールディングス(@BKNG/U)が2.40％高、ホテルチェーン大手のマリオット・インターナショナル(@MAR/U)が2.07％高と買われた。


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