週明け6日のNY株式市場では、新興EVメーカーのルーシッド・モータース（@LCID/U）が前営業日比5.10％安の44.86ドルと5日続落して取引を終えた。米証券取引委員会(SEC)から召喚状を受け取ったことがマイナス材料視されている。
　ルーシッドは同日、SECから3日に召喚状を受け取ったことを公表した。特別買収目的会社(SPAC)と合併した経緯や同社が発表した事業見通しなどに関する資料の提出を求められているという。
　ここ2年ほどSPACを利用した新興企業による上場が相次いでいるが、SECは今年初めに、SPAC上場した企業の会計慣行に関して詳しい調査をする方針を示していた。
　ル―シッドは今年7月、同業テスラ元副社長のピーター・ローリンソン氏らが設立したアティエバと、投資銀行家マイケル・クライン氏のチャーチル・キャピタルが合併する形で誕生。同月26日にナスダック市場に上場した。9月から高級EVセダンの製造を始めている。11月中旬時点で、約1万7000台を超える予約を受けたという。


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