8日のNY株式市場では、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が前日比6.76％高の210.00ドルと急伸して取引を終えた。有力ブローカーによる格上げと目標株価の引き上げが追い風だ。
　ジェフリーズ証券は最新リポートで、それぞれ「ホールド」→「バイ」、215→260ドルに上方修正。ロシアによるウクライナ侵攻で世界のコモディティー市場が「根本的に変わった」と主張したうえで、関連企業による今後10年間の再投資を促すことになったと説明した。
　ジェフリーズによると、鉱山会社や石油・ガス会社は過去数年間、設備投資の不足が顕著だった。しかし、今回の紛争で生産能力の増強と供給先の多様化が必要になることから、キャタピラー製建機が構造的な要因で値上がりすると予想している。


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