14日のNY株式市場では、メモリー・HDD大手のウエスタン・デジタル(@WDC/U)が前日比3.18％安の46.34ドル、HDD大手のシーゲート・テクノロジー(@STX/U)が3.20％安の81.41ドルとそろって売られて取引を終えた。ブローカーの格下げが嫌気されている。
　サスケハナ・フィナンシャルは最新リポートで、ウエスタン・デジタルの投資判断を「ポジティブ」から「ニュートラル」、シーゲートの投資判断を「ニュートラル」から「ネガティブ」に引き下げた。目標株価もそれぞれ80→50ドル（↓38％）、93→65ドル（↓30％）に下方修正している。
　今回の格下げは、「クラウド支出が今年下半期にピークに達し、その後2023年にかけて需要が弱まる」という予想に基づくもの。「HDDの出荷台数が短期的に（22年下期に）増え、NAND平均販価が反発する可能性があるものの、来年にかけて需要が弱まり、企業業績に打撃を与える恐れがある」と指摘している。


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