米欧カナダの6カ国（フランス、ドイツ、イタリア、英国、カナダ、米国）と欧州連合(EU)は26日、ロシアのウクライナ侵攻を非難し、ロシアの複数行(selected Russian banks)を国際決済網「SWIFT」から排除することを決定した。数日中に実施する構えだ。これにより、ロシアの対象銀行が国際金融システムから切り離される（対象銀行はSWIFTを通じた海外銀行との安全な通信が出来なくなる）。
　このほか、◆制裁の影響を弱体化させるためにロシア中央銀行が外貨準備を使うことを防ぐ制限措置を課すこと、◆ロシア政府に関係のあるロシア富裕層が金融システムにアクセスすることを防ぐために市民権（ゴールデンパスポート）の販売制限措置を講じること、◆個人・企業に対する金融制裁の効果的な実施を確実にするための「大西洋横断タスクフォース」を立ち上げること――を発表した。
　SWIFTは「Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication(国際銀行間通信協会)」の略。ベルギーに拠点を置くSWIFTは、200超の国・地域にある1万1000行を超える銀行・金融機関の内部メッセージングシステムとして機能している。


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