通信キャリア大手のエイティアンドティ(AT&T、@T/U)は5日、動画配信とケーブルTV局の契約者数が自社予想を上回ったことを明らかにした。2021年末時点で、HBO MaxとHBOの契約者数は合計7380万件に上っている。自社ガイダンスの7000万〜7300万件より多かった。
　AT&Tによると、昨年12月はHBO MAXのサービス開始以来、単月で最も視聴者数が多かった。同サービスは昨年10〜12月期に対象国を拡大。スペインと北欧でも配信を始めている。AT&Tのジョン・スタンキー最高経営責任者(CEO)は「海外展開がうまく進んでいる」と明らかにした上で、「北米にとどまらず中南米で人気を呼んでいるほか、欧州でも好調だ」と説明した。
　同サービスの米国での視聴者数と売上高は現在、ネットフリックスに次いで第2位だという。
　5日のNY株式市場では、AT&Tの株価が前日比2.22％高の26.21ドルと3日続伸して取引を終えている。


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