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2022/04/21 08:26

米国株大引け概況(詳報): まちまち、ダウは続伸 無料記事

 20日のNY株式市場は、コロナ禍で人気のあった「巣ごもり銘柄」が売られる一方、ディフェンシブセクターを中心に幅広く買われる展開。ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が166.59ポイント(1.22%)安の13453.07ポイントと反落したものの、主要指標のダウ平均が前日比249.59ドル(0.71%)高の3万5160.79ドルと続伸して取引を終えた。多くの機関投資家がベンチマークとするS&P500指数はほぼ横ばい。2.76ポイント(0.06%)安の4459.45ポイントと小反落している。小型株を代表するラッセル2000は、7.42ポイント(0.37%)高の2038.19ポイントと続伸した。
 この日に注目を集めたのは、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が35.12%安と暴落したこと。第1四半期(1〜3月)決算で契約数が20万件の純減に転じた上、会社側が「4〜6月期にさらに200万件を失う」と予想したことが嫌気された。同社の成長ストーリーに疑問符がつくなか、同業のストリーミング企業や「巣ごもり銘柄」が連れ安。「ディズニー+」を手掛けるウォルト・ディズニー(@DIS/U)が5.56%安、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@FB/U)が7.77%安、オーディオストリーミング大手のスポティファイ(@SPOT/U)が10.86%安、クラウド型電子署名サービスのドキュサイン(@DOCU/U)が9.11%安、EC構築支援サービスのショッピファイ(@SHOP/U)が13.31%安と急落した。
 一方、これら銘柄を除くと総じて堅調な動き。S&P500全11業種のうち8業種は上昇した(下落は3業種)。REITや生活必需品、ヘルスケア、公益などが買われている。1〜3月期決算が上振れた日用品大手のプロクター&ギャンブル(@PG/U)が2.66%高、医薬品・医療機器大手のアボットラボラトリーズ(@ABT/U)が2.22%高、医療保険大手のアンセム(@ANTM/U)が2.48%高と値を上げた。


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