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2022/08/25 10:32

弱気相場の底打ちを予想、6月安値は割れない=ジム・クレイマー氏 無料記事

 (ソフトランディング観測とハードランディング観測がせめぎ合うなか)6月中旬から続いた米株市況の反発基調が弱まっているものの、ある著名株式評論家は6月の安値が当面の「底」になるとの見通しを示している。CNBCの番組「Mad Money」の司会を務めるジム・クレイマー氏は24日、「懸念すべき理由が多くあるため、6月の安値を試す場面がありうるものの、マーケットが底割れせず、底打ちすることに賭けている。9月は荒い値動きになるだろうが、その期間を通過し、6月の安値水準を維持するだろう」と予想した。
 その根拠として、株式市場の外で起こった2点を列挙。10年債利回りと原油価格が6月中旬に頭打ち(それぞれ約3.5%、1バレル120ドル余り)になったことを強調した。「6月に安値をつけて以降、底打ちの幻想(現実?)を打ち砕くようなことは何も起きていない」と主張した上で、現在の原油価格が120ドルをかなり下回り、7〜8月に発表された大多数の企業業績が良好だったと説明している。企業利益を削る原油急騰、利上げ継続や量的引き締め(QT)加速に伴う逆境――などを警戒し、9月に安値を試す場面が出てくる可能性に言及しつつも「底割れしない」との予想を繰り返した。


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