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2022/03/30 08:39

クアンタムスケープ10%高、ポルシェに全固体電池を供給か 無料記事

 29日のNY株式市場では、電気自動車(EV)向け全固体電池の開発メーカー、クアンタムスケープ(@QS/U)が前日比10.12%高の20.35ドルと急伸して取引を終えた。「ポルシェと全固体電池の供給契約を結ぶ可能性がある」と報じられたことが刺激材料だ。
 ドイツ月刊ビジネス誌「マネージャー・マガジン」によると、ポルシェは新型ポルシェ「911」のEV化を視野に、クアンタムスケープから全固体電池の供給を受ける協議を進めているもようだ。クアンタムスケープは昨年、ポルシェ親会社のフォルクスワーゲンと合弁会社を設立している。
 クアンタムスケープが手がける全固体電池は、従来のリチウムイオン電池に比べて充電時間が短い、耐久性が長い、安全性が高い――などの利点がある。
 クアンタムスケープはこれまでに、世界的な自動車メーカー4社とOEM(相手先ブランドによる生産)契約を締結。特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じ、2020年9月に上場した。


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