コーヒーチェーン大手のスターバックス(@SBUX/U)は第3四半期（4〜6月）決算を発表し、売上高が前年同期比8.71％増の81億5010万ドルに伸びる半面、純利益が同20.85％減の9億1290万ドルに縮小したことを明らかにした。
　特殊要因を考慮した調整後の希薄化後EPS（非GAAP）は15.15％減の0.84ドル。売上高、同EPSはともに市場予想（それぞれ約81億4100万ドル、約0.76ドル）を上回った。
　世界全体の既存店売上高は3％増加。トランザクション件数が3％減少したものの、平均客単価が6％上向いたことでプラス成長を確保した。
　地域の同売上高は、主力の北米市場が9％増と好調だった半面、海外市場が18％減と苦戦を強いられた。新型コロナ感染拡大による移動規制・ロックダウンなどで中国市場の既存店売上高が44％減に落ち込んだことが響いている。　
　全体の営業利益は13.0％減の12億9550万ドル。インフレ圧力や賃金引上げなどによる各種営業費用の増加が重荷となった。リストラ費用や事業統合費用などを考慮した調整後の営業利益（非GAAP）は10.1％減の13億7300万ドルとなる（同マージンは20.4→16.9％に低下）。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。