2022/07/25 09:18
2Q下振れでスナップ39%安、ブローカーの格下げ相次ぐ
22日のNY株式市場では、画像・動画投稿アプリ「スナップチャット」を手掛けるスナップ(@SNAP/U)が前日比39.08%安の9.96ドルと暴落して取引を終えた。足元業績の下振れを受け、多数ブローカーが格下げしている。年初来の株価下落率は約79%に達した。
前日引け後に発表した第2四半期(4〜6月)決算は、売上高が前年同期比13.11%増の11億1090万ドルと伸び悩み、純損失が4億2206万ドルに膨らむという結果で(前年同期は1億5166万ドルの純損失)、売上高、調整後・希薄化後EPS(非GAAP、マイナス0.20ドル)ともに市場予想(それぞれ約11億4300万ドル、約マイナス0.05ドル)を下回った。シュピーゲル最高経営責任者(CEO)が5月下旬に「4月下旬に業績ガイダンス(20〜25%増収など)を発表して以降、マクロ経済環境が想定以上に急速に悪化したため、収益目標を達成できない」と警告していたことを受け、すでにアナリストの市場予想が「約16%増収」に下がっていたが、再び下振れた格好となる。また、先行き不透明感を踏まえ、会社側は第3四半期(7〜9月)ガイダンスを設定しなかった。
ブローカーの間では、格下げの動きが目立つ。例えばJPモルガンは最新リポートで、スナップに対する投資判断を「オーバーウエイト」から「アンダーウエイト」に引き下げ、目標株価を24→9ドル(↓63%)に下方修正した。「会社側は競合TikTokに具体的な言及をしなかったが、TikTokのマネタイゼーションの進展や強力なエンゲージメントから悪影響を受けているとみなしている」と指摘。また、シュピーゲルCEOが電話会議で発言しなかったことに懸念を示し、「第2四半期の結果や電話会議での対応を踏まえると、スナップには今後、登るべきさらに大きな山がある」と予想し、実績を再び積み上げる必要性を強調した。
このほか、エバーコアISIも投資判断を「アウトパフォーム」から「インライン」に引き下げ、目標株価を26→14ドル(↓46%)に下方修正。第3四半期ガイダンスが提供されなかったことを大きなマイナス材料に挙げたほか、短期的な株価の刺激材料に欠ける点を指摘している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
前日引け後に発表した第2四半期(4〜6月)決算は、売上高が前年同期比13.11%増の11億1090万ドルと伸び悩み、純損失が4億2206万ドルに膨らむという結果で(前年同期は1億5166万ドルの純損失)、売上高、調整後・希薄化後EPS(非GAAP、マイナス0.20ドル)ともに市場予想(それぞれ約11億4300万ドル、約マイナス0.05ドル)を下回った。シュピーゲル最高経営責任者(CEO)が5月下旬に「4月下旬に業績ガイダンス(20〜25%増収など)を発表して以降、マクロ経済環境が想定以上に急速に悪化したため、収益目標を達成できない」と警告していたことを受け、すでにアナリストの市場予想が「約16%増収」に下がっていたが、再び下振れた格好となる。また、先行き不透明感を踏まえ、会社側は第3四半期(7〜9月)ガイダンスを設定しなかった。
ブローカーの間では、格下げの動きが目立つ。例えばJPモルガンは最新リポートで、スナップに対する投資判断を「オーバーウエイト」から「アンダーウエイト」に引き下げ、目標株価を24→9ドル(↓63%)に下方修正した。「会社側は競合TikTokに具体的な言及をしなかったが、TikTokのマネタイゼーションの進展や強力なエンゲージメントから悪影響を受けているとみなしている」と指摘。また、シュピーゲルCEOが電話会議で発言しなかったことに懸念を示し、「第2四半期の結果や電話会議での対応を踏まえると、スナップには今後、登るべきさらに大きな山がある」と予想し、実績を再び積み上げる必要性を強調した。
このほか、エバーコアISIも投資判断を「アウトパフォーム」から「インライン」に引き下げ、目標株価を26→14ドル(↓46%)に下方修正。第3四半期ガイダンスが提供されなかったことを大きなマイナス材料に挙げたほか、短期的な株価の刺激材料に欠ける点を指摘している。
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