2021/08/12 08:40
米国株大引け概況(詳報):ダウ平均とS&P500、連日で最高値を更新
11日のNY株式市場は、米インフレ懸念が和らぐ中で買われる展開。主要指標のダウ平均は続伸し、前日比220.30ドル(0.62%)高の3万5484.97ドルと連日で過去最高値を更新した(S&P500指数も0.25%高で過去最高値を記録)。一方、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は小幅ながら続落し、22.96ポイント(0.16%)安の1万4765.13ポイントで取引を終えている。
この日発表された7月の米消費者物価指数(CPI)は、食品とエネルギーを除いたコア指数の前月比上昇率が0.3%と6月(0.9%)から大きく低下するとともに、市場予想(約0.4%)を下回った。また、CPIは前月比5.4%上昇したが、市場予想とほぼ一致している。
米連邦議会で10日、財政支出に関する「予算決議」が成立に向けて進んだことも支援材料。気候変動などに対応するために、米上院は3兆5000億ドルの支出を認めた。米上院は1兆ドルのインフラ投資法案も可決している。
セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち10業種が上昇。なかでも素材セクターの上げが目立つ。素材化学のダウ(@DOW/U)と工業用素材・事務用品のスリーエム(@MMM/U)が1.77%、1.16%ずつ買われたほか、建材のバルカン・マテリアルズ(@VMC/U)が3.31%高、鉄鋼のニューコア(@NUE/U)が3.92%高と値を上げた。
資本財セクターも高い。建設・産業機器レンタルのユナイテッド レンタルズ(@URI/U)が4.98%高、建機のキャタピラー(@CAT/U)が3.55%高、航空機のボーイング(@BA/U)が1.57%高、統合テクノロジーのハネウェル・インターナショナル(@HON/U)が0.99%高と買われている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
この日発表された7月の米消費者物価指数(CPI)は、食品とエネルギーを除いたコア指数の前月比上昇率が0.3%と6月(0.9%)から大きく低下するとともに、市場予想(約0.4%)を下回った。また、CPIは前月比5.4%上昇したが、市場予想とほぼ一致している。
米連邦議会で10日、財政支出に関する「予算決議」が成立に向けて進んだことも支援材料。気候変動などに対応するために、米上院は3兆5000億ドルの支出を認めた。米上院は1兆ドルのインフラ投資法案も可決している。
セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち10業種が上昇。なかでも素材セクターの上げが目立つ。素材化学のダウ(@DOW/U)と工業用素材・事務用品のスリーエム(@MMM/U)が1.77%、1.16%ずつ買われたほか、建材のバルカン・マテリアルズ(@VMC/U)が3.31%高、鉄鋼のニューコア(@NUE/U)が3.92%高と値を上げた。
資本財セクターも高い。建設・産業機器レンタルのユナイテッド レンタルズ(@URI/U)が4.98%高、建機のキャタピラー(@CAT/U)が3.55%高、航空機のボーイング(@BA/U)が1.57%高、統合テクノロジーのハネウェル・インターナショナル(@HON/U)が0.99%高と買われている。
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