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2021/12/01 11:54

アンバレラの3Q上振れ、CV製品がけん引 無料記事

 動画処理半導体大手のアンバレラ(@AMBA/U)は第3四半期(8〜10月)決算を発表し、売上高が前年同期比64.31%増の9216万ドルに伸びる中、純損益が75万ドルの黒字に転換したことを明らかにした(前年同期は1707万ドルの赤字)。特殊要因を考慮した調整後の希薄化後EPS(非GAAP)は6.33倍の0.57ドル。売上高、同EPSともに市場予想(それぞれ約9035万ドル、約0.49ドル)を上回る。
 CV製品の需要拡大で業績が伸びている。CV SoCの出荷数は前年同期比で4倍に伸び、累計出荷数が500万個に上った。うち車載向けの出荷が100万個に達するなど業績をけん引している。決算発表では米・Rivian、中国・陝西汽車のトラックに同社CV製品が搭載されていることを明らかにした。
 全体の営業損失は121万ドルに縮小(前年同期は1624万ドルの営業損失)。需要拡大により平均販売価格が上向いたことが寄与し、非GAAPベースの粗利益率が62.7→63.1%に上昇している。
 会社側は第4四半期(21年11月〜22年1月)の業績動向について、売上高を8850万〜9150万ドルと予想。調整後の粗利益率(非GAAP)は63.0〜64.0%、営業費用(同)は3900万〜4100万ドルを見込んでいる。
 なお同四半期に自動運転向けレーダーのソフトウェアを手掛けるOculii社を買収した。ガイダンスには同社の業績算入分が含まれる。


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