2022/01/28 10:11
10〜12月期の米GDP速報値は前期比6.9%増、市場予想を上回る
米商務省経済統計局は27日、2021年10〜12月の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値を発表し、年率換算で前期比6.9%増に伸びたことを明らかにした。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染者数が増加傾向にあったものの、市場予想(約5.5%増)を上回っている。コロナ禍で低迷した20年4〜6月期(前期比31.2%減)を底として、7〜9月期(33.8%増)、10〜12月期(4.5%増)、21年1〜3月期(6.3%増)、4〜6月期(6.7%増)、7〜9月期(2.3%増)に続く回復基調を保った格好だ。
個人消費と企業支出が成長ドライバー。GDPの約7割を占める個人消費が3.3%増と7〜9月期(2.0%増)から加速した(市場予想:約3.4%増)。輸出や民間在庫投資も伸びている。半面、政府支出の減少が足を引っ張った。
GDPは国内経済で生産されたモノ・サービスの価値総額から生産時に使われたモノ・サービスの価値総額を引いたもの。「実質GDP」はインフレの影響を除いたGDPを指す(インフレの影響を含めたものは名目GDP)。米商務省経済統計局はGDPの推定値を3回発表している(速報値、改定値、確報値)。四半期の終わりから数えて1カ月目の月末に不完全かつ更新されうるデータに基づいて1回目を発表し、2回目と3回目はそれぞれ2カ月目、3カ月目の月末に、より詳細で包括的なデータに基づいて更新される。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
個人消費と企業支出が成長ドライバー。GDPの約7割を占める個人消費が3.3%増と7〜9月期(2.0%増)から加速した(市場予想:約3.4%増)。輸出や民間在庫投資も伸びている。半面、政府支出の減少が足を引っ張った。
GDPは国内経済で生産されたモノ・サービスの価値総額から生産時に使われたモノ・サービスの価値総額を引いたもの。「実質GDP」はインフレの影響を除いたGDPを指す(インフレの影響を含めたものは名目GDP)。米商務省経済統計局はGDPの推定値を3回発表している(速報値、改定値、確報値)。四半期の終わりから数えて1カ月目の月末に不完全かつ更新されうるデータに基づいて1回目を発表し、2回目と3回目はそれぞれ2カ月目、3カ月目の月末に、より詳細で包括的なデータに基づいて更新される。
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