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2022/02/09 09:40

ペロトン25%高、CEO交代やコスト削減計画の発表が刺激材料 無料記事

 8日のNY株式市場では、在宅フィットネス企業のペロトン・インタラクティブ(@PTON/U)が前日比25.28%高の37.27ドルと大幅続伸して取引を終えた(前日も20.93%高の29.75ドルと急伸)。事業のテコ入れ期待などが刺激材料となった。
 同社はこの日、第2四半期(10〜12月)決算の発表に先立って経営陣の刷新を公表し、創業者のジョン・フォーリー最高経営責任者(CEO)を退任させる一方(会長に就任)、新たにバリー・マッカーシー氏をCEO兼社長に任命した。マッカーシー氏は、サブスクリプション企業のスポティファイ(@SPOT/U)やネットフリックス(@NFLX/U)の最高財務責任者(CFO)を務めた経験を持つ人物で、ペロトンの株主テクノロジー・クロスオーバー・ベンチャーズのコンサルタントでもある。
 ペロトンはまた、包括的なコスト削減策も発表。年間のコストを約8億ドル減らすことを目標に掲げ、計画されていた22年の設備投資額を約1億5000万ドル減らす方針を示した。昨年着工したオハイオ州の工場(PelotonOutputPark)建設プロジェクトを中止するほか、全体の2割に相当する2800人のポジションも削減し、配送チームや倉庫スペースの規模を縮小する。なおペロトンの従業員数は、昨年6月末時点で6743人に上り、前年度(3281人)から倍増していた。
 足元の業績は一段と低迷。第2四半期(10〜12月)業績は先月に発表した概算通り、売上高が前年同期比6.48%増の11億3390万ドルと伸び悩むなか、純損益が4億3940万ドルの赤字に転落するという結果だった(前年同期は6360万ドルの黒字)。会社側は22年度通期(21年7月〜22年6月)ガイダンスを再び下方修正。売上高を「37億〜38億ドル(中間値で前年比約7%減の水準)」と予想し、昨年11月時点の「44億〜48億ドル」からさらに引き下げた。


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