2022/06/13 08:58
4月のCPIは前年比8.6%上昇で上振れ、1981年以来の高水準
米労働省労働統計局は10日、5月の消費者物価指数(CPI、1982〜84年=100とする)を発表し、前月比で1.0%上昇したことを明らかにした(季節調整後ベース)。4月(↑0.3%)から加速し、上昇幅は市場予想(↑約0.7%)を上回っている。前年同月比では8.6%上昇。こちらも4月(↑8.3%)から加速し、市場予想(↑約8.3%)を上回った。1981年12月以来の高水準を記録している。
項目別では、食品とエネルギーが前月比でそれぞれ1.2%、3.9%ずつ上昇(前年同月比ではそれぞれ10.1%、34.6%ずつ上昇)。CPIの上昇加速に大きく影響した。エネルギーのうち燃料油の伸びが目立ち、前月比で16.9%上昇している(前年同月比では106.7%上昇)。
食品とエネルギーを除いたコアCPIは前月比で0.6%上昇し、こちらも市場予想(↑約0.5%)を上回った。前年同月比では6%上昇している(市場予想:↑約5.9%)。シェルター(家賃)コストは前月比で0.6%、前年同月比で5.5%上昇した(それぞれ2004年3月、1991年2月以来の高水準)。
毎月10営業日に発表されるCPIは、(人口のほとんどを占める)都市部の消費者が消費財やサービスに支払った額の経時変化を平均化したもの。最も広く用いられるインフレ関連の重要指標とされ、財政・金融政策の策定に一定の影響を与える。CPIのサブ指標では、変動幅の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIが特に注目される。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
項目別では、食品とエネルギーが前月比でそれぞれ1.2%、3.9%ずつ上昇(前年同月比ではそれぞれ10.1%、34.6%ずつ上昇)。CPIの上昇加速に大きく影響した。エネルギーのうち燃料油の伸びが目立ち、前月比で16.9%上昇している(前年同月比では106.7%上昇)。
食品とエネルギーを除いたコアCPIは前月比で0.6%上昇し、こちらも市場予想(↑約0.5%)を上回った。前年同月比では6%上昇している(市場予想:↑約5.9%)。シェルター(家賃)コストは前月比で0.6%、前年同月比で5.5%上昇した(それぞれ2004年3月、1991年2月以来の高水準)。
毎月10営業日に発表されるCPIは、(人口のほとんどを占める)都市部の消費者が消費財やサービスに支払った額の経時変化を平均化したもの。最も広く用いられるインフレ関連の重要指標とされ、財政・金融政策の策定に一定の影響を与える。CPIのサブ指標では、変動幅の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIが特に注目される。
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