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2022/02/07 11:01

フィンテックのビルドットコム36%高、2Q好決算が刺激材料 無料記事

 先週末4日のNY株式市場では、中小企業向けにクラウド型の財務処理ソフトウェアを開発するビル ドット コム ホ−ルデイングス(@BILL/U)が前日比36.05%高の231.67ドルと急反発して取引を終えた。足元の好業績などが刺激材料だ。
 前日引け後に発表した第2四半期(10〜12月)決算は、売上高が前年同期比189.53%増の1億5647万ドルとほぼ3倍に膨らみ、純損失が8044万ドルに拡大するという結果で(前年同期:1717万ドルの純損失)、売上高、調整後・希薄化後EPS(非GAAP、ほぼゼロ)ともに市場予想(それぞれ約1億3111万ドル、約マイナス0.17ドル)を上回った。
 会社側は22年6月通期ガイダンスを上方修正。売上高を「5億9700万〜6億ドル(従来予想:5億3800万〜5億4100万ドル)」、調整後・希薄化後EPS(非GAAP)を「マイナス0.46〜マイナス0.43ドル(従来予想:マイナス0.80〜マイナス0.77ドル)」に引き上げた。
 ブローカーの間では、業績を高評価する見方が相次いだ。例えばキーバンク・キャピタルは「オーバーウエイト」の投資判断を継続し、目標株価を225→250ドル(↑11%)に上方修正した。昨年6月初に買収した「Divvy」が188%増収と高成長を続けていることにも言及している。オッペンハイマーも「アウトパフォーム」の投資判断を継続(目標株価は370→285ドルに引き下げ)。赤字のハイパーグロース株に対する売りトレンドが継続するリスクを警戒しつつも、好決算が株価反発に向けた支援材料になると期待した。


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