2021/11/05 16:11
米国株1Q下振れでペロトン引け後30%安、通期見通しを大幅下方修正 
4日のNYアフターマーケットでは、在宅フィットネス企業のペロトン・インタラクティブ(@PTON/UA)が終値比30.17%安の60.10ドルと急落した(通常取引は前日比4.27%安の86.06ドルで取引を終了)。足元販売の減速が嫌気されている。
引け後に発表した第1四半期(7〜9月)決算は、売上高が前年同期比6.24%増の8億520万ドルと伸び悩むなか、純損益が3億7600万ドルの赤字に転落するという結果で(前年同期は6930万ドルの黒字)、売上高、希薄化後EPS(マイナス1.25ドル)がともに市場予想(それぞれ約8億892万ドル、約マイナス1.13ドル)を下回った。エクササイズ機器の需要が弱まった上、サプライチェーン問題が逆風となっている。
増収ペースの急激な鈍化が懸念材料と受け止められた。前年同期(2020年7〜9月)はコロナ禍に伴うジムの閉鎖を追い風に232.41%の増収を記録。その後、増収ペースは20年10〜12月に128.35%、21年1〜3月に140.62%、4〜6月に54.32%――で推移していた。
会社側はガイダンスを大幅に下方修正。通期(21年7月〜22年6月)業績について、有料契約者数を「335万〜345万人(従来予想:363万人)」、売上高を「44億〜48億ドル(従来予想:約54億ドル)」と予想した。同予想売上高は市場予想(約53億9000万ドル)を下回っている。
ジョン・フォーリー最高経営責任者(CRO)は株主への手紙で「2022年度は非常に厳しい年になると見込んでいる。異例の前年同期と比較されるほか、経済活動が再開されるなかで需要が不安定なこと、サプライチェーン問題やコスト増圧力があることなどが理由だ」とコメント。ガイダンスの下方修正については「第2四半期(10〜12月)の始まりで販売が想定より弱かったこと、短期的な先行き不透明感を踏まえたもの」と説明している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
引け後に発表した第1四半期(7〜9月)決算は、売上高が前年同期比6.24%増の8億520万ドルと伸び悩むなか、純損益が3億7600万ドルの赤字に転落するという結果で(前年同期は6930万ドルの黒字)、売上高、希薄化後EPS(マイナス1.25ドル)がともに市場予想(それぞれ約8億892万ドル、約マイナス1.13ドル)を下回った。エクササイズ機器の需要が弱まった上、サプライチェーン問題が逆風となっている。
増収ペースの急激な鈍化が懸念材料と受け止められた。前年同期(2020年7〜9月)はコロナ禍に伴うジムの閉鎖を追い風に232.41%の増収を記録。その後、増収ペースは20年10〜12月に128.35%、21年1〜3月に140.62%、4〜6月に54.32%――で推移していた。
会社側はガイダンスを大幅に下方修正。通期(21年7月〜22年6月)業績について、有料契約者数を「335万〜345万人(従来予想:363万人)」、売上高を「44億〜48億ドル(従来予想:約54億ドル)」と予想した。同予想売上高は市場予想(約53億9000万ドル)を下回っている。
ジョン・フォーリー最高経営責任者(CRO)は株主への手紙で「2022年度は非常に厳しい年になると見込んでいる。異例の前年同期と比較されるほか、経済活動が再開されるなかで需要が不安定なこと、サプライチェーン問題やコスト増圧力があることなどが理由だ」とコメント。ガイダンスの下方修正については「第2四半期(10〜12月)の始まりで販売が想定より弱かったこと、短期的な先行き不透明感を踏まえたもの」と説明している。
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