11日のNYアフターマーケットでは、医薬品大手バイオジェン(@BIIB/UA)が同日終値比7.76％安の222.78ドルと急落した(通常取引では前日比2.64％高の241.52ドルに上昇）。アルツハイマー病治療薬の保険適用に関し、制限が設けられる可能性が高まったことが嫌気されている。
　米メディケア・メディケイド・サービスセンター(CMS)は同日、バイオジェンが開発した新薬「アデュヘルム(アデュカヌマブ)」について、メディケア(高齢者と障害者向けの公的医療保険)の対象薬品に加えると明らかにした。ただ、臨床試験に参加する意思がある患者に制限する方針だ。CMSは「アデュヘルム」について、「有望な一方で深刻な被害が出る恐れもある」と慎重な見方を示している。
　今回のCMSによる判断は暫定的なもの。市民から30日間意見を公募した上で、4月に最終決定を下す予定だ。


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