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2022/07/04 09:42

テスラの2Q納車台数は25.4万台、上海工場の閉鎖などで前期比18%減 無料記事

 電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)は2日、第2四半期(4〜6月)の営業実績を発表し、納車台数が25万4695台にとどまったことを明らかにした(生産台数は25万8580台)。前年同期(20万1250台)から26.55%増加しているものの、前期(31万48台)を17.85%下回っている。車種別の内訳は、高級車の「モデルS」と「モデルX」が合計で1万6162台、廉価版の「モデル3」と「モデルY」が合計で23万8533台となった。
 市場コンセンサス(約26万4000台)を下回っている。ドイツ銀行(約24万5000台)やウェドブッシュ(約25万台)など「ひどい結果」を事前に予想するブローカーもあった。
 テスラ側は「6月に過去最大の車両生産台数を記録した」とコメントしたが、4月、5月の不調が響いた格好。コロナ感染再拡大に伴う中国上海工場の閉鎖、世界的なサプライチェーン問題の継続が生産体制に打撃を与えた。今年3月に独ベルリン工場、4月に米テキサス工場を相次いで正式稼働させたが、増産体制の構築が遅延中。マスク最高経営責任者(CEO)は5月末、「バッテリー不足や中国からの供給問題で2つの新工場が数十億ドルを失っている」とコメントしている。


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