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2022/06/03 09:18

マイクロソフトが4Q見通しを下方修正、不利な為替変動を理由に 無料記事

 IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)は2日、不利な為替変動を理由に第4四半期(4〜6月)の業績ガイダンスを下方修正し、売上高を「519億4000万〜527億4000万ドル(従来予想:524億〜532億ドル)」、調整後・希薄化後EPS(非GAAP)を「2.24〜2.32ドル(従来予想:2.28〜2.35ドル)」と予想した。ともに市場予想(それぞれ約528億7000万ドル、約2.33ドル)を下回っている。
 足元でドル高が進んでいるため、海外売上比率の大きい多国籍企業が業績ガイダンスを引き下げる動きが相次ぐ流れ(海外で稼いだ外貨をドル換算して決算発表するため)。マイクロソフトの21年度・地域別売上構成は、海外が50.1%、米国が49.9%となっている。顧客管理ソフト大手のセールスフォース(@CRM/U)も5月31日の決算発表時、為替変動を理由に業績ガイダンスを調整していた。
 マイクロソフト株は2日、前日比0.79%高の274.58ドルとプラス圏で取引を終えた。寄り前に業績警告を発表したため、場中で一時3.97%安の261.60ドルまで売られたが、その後に下げを埋めている。


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