週明け4日のNY株式市場では、ソーシャルメディア大手のツイッター（@TWTR/U）が前営業日比27.12％高の49.97ドルと急騰して取引を終えた。イーロン・マスク氏による株式の大量取得が刺激材料だ。
　ツイッターは同日、米証券取引委員会(SEC)への届け出文書で、テスラ最高経営責任者(CEO)のマスク氏が同社株の9.2％(7348万6938株)を取得したことを明らかにした。　マスク氏が取得したツイッター株の価値は、4日終値を基準にすると約36億7000万ドルとなる。
　自身のツイッターアカウントのフォロワーが8000万人を超えるマスク氏は3月、ツイッターが言論の自由を厳格に守っているかどうかをユーザーに問いかけ。最終的に約70％が「ノー」と答えた。マスク氏は「今回の投票の結果は重要だ」として、ツイッターに対して何らかの行動を起こすことを示唆していた。
　ウェドブッシュ証券の著名アナリスト、ダニエル・アイブス氏は米CNBCの番組で、マスク氏が今後、ツイッターへの出資比率を高めるだろうと予想した。その上で「買収に至る可能性もある」と指摘している。


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